独自のフレームレス構造により、視界の広さを確保しつつ高い軽量・コンパクト性を実現。携行性に優れ、積雪期の登山に適したモデルです。アンチフォグシステムと高精細レンズがクリアな視界を確保します。アルパインジャケットの胸ポケットにも収納しやすいサイズです。

仕様

【素材】外レンズ：ポリカーボネート
内レンズ：トリアセテート
クッション・ベンチレーション：ウレタンフォーム
【重量】77g
【カラー】ブルー(BL)、オレンジ(OG)、レッド(RD)
【特長】アンチフォグシステム / アジアンフィット / ヘルメットの上からでも装着可能なバックル付きベルト / 収納袋付属
【ゴーグルのレンズ種類】HD（高精細）レンズ
【可視光線透過率】BL：17%、OG：16%、RD：25%
【ストラップ幅】30mm

アンチフォグシステムを搭載し、多様な状況下でクリアな視界を実現

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広い視野を実現したフレーム構造

上部が広いフレーム形状です。登山中に重要な上方の視野が、一般的なゴーグルに比べて広くなっています。

ゴーグルのレンズ種類＜高精細レンズ＞

HD（ハイ・ディフィニション）VISIONレンズは、特定の波長の可視光を取り除くことでコントラストを際立たせ、鮮明で高精細な視界を実現するレンズです。特に曇天時にも、雪面の凹凸やうねりを視認しやすく、安全な滑走や歩行をサポートします。

アジアンフィット

多数の日本人の頭部形状データを基に設計されたフレーム構造です。欧米人向けに設計されたゴーグルに比べ、顔との間にすき間ができにくく、呼気や冷気の侵入によるレンズの曇りを低減します。

ヘルメット対応

ベルト裏には滑り止め加工を施しており、ヘルメットの上からでも装着が容易です。ベルトはバックル使用です。
ヘルメットの形状によっては合わない場合があります。

バックル仕様のベルト

【ストラップ幅】30mm

ポケッタブルしやすい形状

アルパインジャケットの胸ポケットにも収納しやすいサイズです。

製品レビュー「アルパインゴーグル・シリーズ」（山岳ガイド：青木倫子）

巡る季節の中、待っていました。昨冬から話に聞いていた、新しく開発されたゴーグル達。革新的なモノが創られました。今冬、私がバックカントリースキーでメインに使う「アルパインゴーグル HD」とバックアップ用に「L.W.アルパインゴーグル PL」。世界トップレベルの雪質を誇る旭岳の厳冬期は、山の姿は雲に隠れ、視界の悪い日がほとんど。「アルパインゴーグル HD」は、曇天時でも、雪面のコントラストを明確にし、地形や雪質の変化の判断を可能にしてくれます。そして、何よりの特徴が、クリアなレンズ。ある吹雪の日のバックカントリーでは、ゴーグル装着時に雪が入り込むのを防げなく、レンズが曇り凍ることを懸念しましたが、滑る時にはクリアな状態に。滑りを終え、ゴーグルを着けたままハイクをしても、レンズはクリアな状態を保っていました。そして、「L.W.アルパインゴーグル PL」は、軽量性に優れ、バックカントリースキーでは必須のバックアップ用のゴーグルに相応しいです。レンズが、「アルパインゴーグル HD」よりもスリムに見えますが、視界も十分広く、また、晴天下だけではなく、曇天時での使用においても、雪面の凹凸が見やすいです。アルパインゴーグルシリーズは、滑り止め加工をされているバンドによりヘルメットとの相性もよく、フルレンズですが、顔とのフィット感もしっかりで、パウダーが入り込む隙もありません。スタイリッシュに生まれ変わり、ハイクオリティーながらリーズナブルな価格もまたうれしいですね。

青木 倫子（あおき みちこ）
1977年生まれ。カナダ・カルガリー大学在学中に、登山やクライミングを始める。帰国後、大雪山連峰・旭岳の麓にある東川町に移住。旭岳パークレンジャーの仕事を経て、2008-10年、青年海外協力隊としてケニア・アバデア国立公園にて環境教育隊員として活動。帰国後、ガイドを目指し、北海道バックカントリーガイズのガイドアシスタントを経て、2014年大雪山登山ガイドオフィス「Mountain Flow」立上げ。2018年に生まれ育った札幌（手稲）に拠点を移す。ガイドとして、人と自然と関わることをライフワークとする。
オフィシャルサイト：http://mountain-flow.com

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