モンベルが独自開発した高性能ラバー「クリフグリッパー®」を使用したクライミングシューズ。繊細な足裏感覚が得られる柔らかめのアウトソールとダウントゥした形状により、前傾の強い壁でも的確な足さばきを可能にします。つま先には大き目のラバーパッチを装備し、難度の高いトゥフックにも対応。ラストは幅広で日本人の足に合いやすく、足入れも良好です。どんなシチュエーションでも活躍するオールラウンドなモデルです。

仕様

【素材】【アッパー】マイクロファイバースエード
【ソール】3.5mmクリフグリッパー®
【重量】227g （26.5cm・片足）
【カラー】イエロー(YL)
【サイズ】22.0(22.0cm)、22.5(22.5cm)、23.0(23.0cm)、23.5(23.5cm)、24.0(24.0cm)、24.5(24.5cm)、25.0(25.0cm)、25.5(25.5cm)、26.0(26.0cm)、26.5(26.5cm)、27.0(27.0cm)、27.5(27.5cm)、28.0(28.0cm)、28.5(28.5cm)、29.0(29.0cm) （男女兼用）
【特長】ソール張替え可 / 一本締めベルクロ

優れたグリップ力を備える「クリフグリッパー」

モンベルが独自に配合した粘りのあるラバーが岩肌を捉え、安定したクライミングを実現します。高い剛性とグリップ力があり、体重を乗せることでフリクションがさらに増し、安定した足さばきが可能になります。また、耐摩耗性に優れ、ソールが減りにくく、アウトドアクライミングからインドアクライミングまで、幅広い場面に適しています。

クライマー・橋本今史氏による「グラナイトDT」インプレッション

待っていました、モンベルが手がけるクライミングシューズ「グラナイト」のハイエンドモデル「グラナイトDT」。
ハイエンドモデルと聞くと上級者をイメージし、ターゲットがコンペティターやアウトドアクライミング上級者に限られそうだが、履いてみると非常に素直なシューズで、インドア、アウトドア、双方に使うことが可能。
つま先は剛性が程よく、特に花崗岩のシビアなエッジングや強傾斜の掻き込みに本領を発揮する。
つま先側と踵側でソールが分かれているおかげでソールの反発が少なくボテなどの面乗りにも対応できる。細身のヒールはエッジに食い込みやすく、特に岩場で出現するカチヒールに威力を発揮する。
幅広いクライマー層に対応するが特に岩場をメインに活動するスポーツクライマーには必需の一足になるかもしれない。

＜橋本今史　プロフィール＞
クライミングムービーメーカー「MONOLITHIC BLOCK」代表。本業は薬剤師。高難度のクライミングを行う傍ら、クライミングムービー「OUTLINE」や「SENSE OF WONDER」をリリース。
【主な成果】
メランジ 5.14c 小川山 / Rampagista 5段 初登 小川山 / カルム5段 第二登 恵那・笠置山 / The Dagger V14 スイス・クレシャノ / Spectre V13 アメリカ・ビショップ / ハレ 4段 瑞牆山 / パッション 4段 恵那・笠置山

クライマー・笠原大輔氏による「グラナイトDT」インプレッション

昨年発売されたエントリーモデルのグラナイトに続き、そのハイエンドモデルにあたるグラナイトDTが完成。 グラナイトの足入れの良さはそのままに、守備範囲をグンと広げた一足になっていると感じました。
靴に足を入れ、足の甲のメッシュについているプルタブをひっぱれば、つま先はするりと先端まで押し込まれ、力が集約するのがわかります。柔らかめのシャンクと、つま先側と踵側に分かれたソールによって足裏感覚は鋭く、かつ、ソールのエッジ部分の硬さはしっかりしているので、立ち上がりのサポートや足残しも高いパフォーマンスを発揮します。大きめのラバーパッチはフック性能の向上はもちろん、小さな粒に踏み込んだ時の力の分散を抑え、安定した足さばきをサポートをしてくれます。ヒールカップは硬めに作られていて、岩場で多用するようなエッジへのヒールフックに対して有効に働くでしょう。 またモンベルのオリジナルソール、「クリフグリッパー」3.5mmが組み合わさることでフリクションが最大限発揮され、特に岩場でのスメアリングは安心感がありました。
様々な魅力を備えたグラナイトDT。登り手のワクワクをさらに大きく育ててくれることでしょう。

＜笠原大輔　プロフィール＞
2014年に開催された第69回長崎国体において、山岳競技成年男子リード種目・優勝（3連覇）、ボルダリング種目・優勝など輝かしい実績を持つフリークライマー。2016年以降プロセッターとして活躍中。JMSCA公認B級ルートセッター。
【主な成果】
神のおこぼれ5.14a初登 瑞牆山 / 命の更新 4段 瑞牆山 / RISE 4段 瑞牆山 / THE HABIT 3段 瑞牆山 / 空洞 4段 瑞牆山 / A Maze of Death V12 アメリカ・ビショップ / The Mandala V12 アメリカ・ビショップ

クライミングシューズのサイズ選びのポイント

クライミングシューズは小さいフットホールドにも立ち込めるように、つま先を少し曲げた状態で履きます。そのためシューズのサイズも、足の実寸より小さいものを選びます。
モデルによってサイズ感が異なる場合があります。サイズ合わせは、実際に履いてみることをおすすめします。
個人の足の形や靴下の厚さ、クライミングのスタイルによって適正サイズは異なります。

注意事項（38-201）

【ご使用上の注意】
・靴用ブラシ等を用いて、ソールやアッパーの汚れを落としてください。
・クライミングシューズは水洗いをしないでください。極度に縮んだり、内部パーツの損傷やソール剥がれの原因となる恐れがあります。
・火のそばや暖房器具のそばなどの高温になる場所に置かないでください。変形や損傷の恐れがあります。
・使用後は直射日光を避けて、風通しの良い場所で乾燥させてください。
・臭いが気になる場合は、市販の消臭剤をご使用ください。液体タイプを使用の場合は内側まで十分に乾燥させてください。
・本製品の素材の性質上、汗や雨で湿った際に摩擦により色落ちし、他の衣料に色が移ることがありますのでご注意ください。
詳しくは付属の取扱説明書をご覧ください。

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