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2024/4/23
カヌーツーリングやカヤックツーリングの合間に気分転換で釣り竿を出すことは間々ありますが、「釣り」を目的にカヤックをするのがカヤックフィッシングです。魚のいるポイントへ自在に移動する手段としてカヤックを使う釣行スタイルです。
釣りのために設計されたフィッシングカヤックは、機動性・静粛性・拡張性に優れ、釣り人の要求にしっかりと応えてくれる機能性を備えています。海や川での水上でストレスなく快適に釣りを楽しむことができます。
機動性
ウエイディングでは届かない、ボートでは浅すぎて入れないポイントにも自由自在にアプローチが可能です。今まで誰も釣ったことのない場所を開拓できるワクワク感が味わえます。
静粛性
カヤックにはエンジンやエレキモーターの“音”がなく、魚に気づかれることなくポイントにアプローチすることができます。
拡張性
さまざまなフィッシングパーツの装着を容易にするレールや、クーラーボックスが載せやすいトランクスペースなど、釣りを楽しむための工夫が凝らされています。
フィッシングカヤックに備えられている、釣りを快適にするための機能をご紹介します。
備えられている機能はカヤックのモデルによって異なります。
ロッドホルダー
釣り竿を立てるための専用ホルダーが本体に2~4つ装備されています。一体成型やロッドホルダーが埋め込まれているモデルがあります。
レールシステム
フィッシングパーツをレールに取り付けることにより、船本体に穴を開けることなく、カスタマイズを楽しむことができます。
トランクスペース
クーラーボックスなどの大型装備を積載可能なスペース。バンジーコードにより不安定な水上でも荷物を固定できます。
パドルホルダー
パドルをカヤック本体に取り付けるためのホルダーを備えています。
シート
長時間のフィッシングを快適にするための高性能シートを備えています。
ペダルドライブ
足こぎ式のペダルドライブは、踏み込むことで水上移動を可能にし、順回転で前進、逆回転で後進することができます。それにより、細かな移動が容易に行え、狙ったポイントへ正確にアプローチすることができます。出航時や浅瀬での航行のためにペダルドライブは収納できるようになっています。
手元にはラダー(舵)を操作できるコントロールレバーを備えており、進行方向を容易に定めることができます。
デッキの上に座るタイプのカヤックです。視線が高く、広々とした湖や海を遠くまで見渡すことができます。艇本体が中空構造であるため転覆しても沈みにくく、水上での再乗艇が比較的容易です。
腰から下がコックピットに収まる形で乗り込むタイプのカヤックです。重心が低く、非常に安定した乗り心地でフィッシングを楽しめます。下半身が寒さや暑さの影響を受けにくいです。
10ft以下
安定性が高く、小回りが利きます。艇身が短いので車載や取り回しが容易です。
10ft以上
直進性に優れ、離れたポイントにも移動が容易です。積載能力も高く、多くの荷物や大型のクーラーボックスを積み込むことができます。
足こぎ式のペダルを備えたモデルです。機動性が高く、行動範囲が広がります。片手は常に釣り竿を持てるため、チャンスにすぐ反応できたり、潮流や風でカヤックが流されるのを防ぎながら釣りを楽しめます。
パドルで操縦するオーソドックスなモデルです。ペダルドライブモデルと比べ軽く、車載や取り回しが容易に行えます。フィッシングだけでなく、川下りやショートツーリングなど幅広く使用できます。
一体成型で組み立てが不要なモデルです。車などに車載して運ぶことができ、目的地に着いてすぐフィールドにでることができます。魚のぬめりなどで汚れても洗浄しやすく、メンテナンスが容易です。
コンパクトにパッキングすることができるモデルです。自宅での保管や持ち運びが容易で、出艇場所が離れていても持って移動することができます。ルーフキャリアがない車でも運搬ができます。
モンベルで取り扱いのあるカヤックをタイプ別にまとめました。上記のカヤックの選び方を参考に、お気に入りの1艇をお選びください。
フィッシングカヤックには、快適に釣りを楽しむためのカスタマイズ(艤装)を施すことができます。カヤック本体に穴を開けて「直付け」するタイプや、備え付けの「レール」に取り付けるタイプなど、さまざまなオプションパーツをご用意しています。
ベースマウントは、艇に穴を開けることで艇本体に直付けすることができます。レールが無い位置に取り付けられるため、自由なカスタマイズ(艤装)を楽しめます。直付けしたマウントに合うパーツなら付け替えることもできます。
留め具の種類
カヤック本体に装備されているレールシステムにマウントをスライドさせて固定するタイプ。ベースマウントと違い、穴あけ加工がなくても艤装することができます。装着されたマウントは、レールシステム上であれば位置調整が自由に行えます。また、カヤックにレールが標準装備されていない場合でも、専用パーツを使いレールを後付け(要加工)することもできます。
こちれではベースマウントやレールシステムを利用した、ベーシックなフィッシングパーツの組み合わせ例をご紹介いたします。
シート前方に取り付け
シート前方のスペースにロッドホルダーを直付けした(要加工)もっともスタンダードな艤装です。
【使用アイテム】
ベイト/スピニングロッドホルダー
シート前方のレールを活用して、本体に穴を開けることなくロッドホルダーを取り付けした例です。ボールジョイント式のマウントを使用すれば、ロッドの角度を自由に調節できます。
【使用アイテム】
ベイト/スピニングロッドホルダーマウントナシ、ボールマウント ギアヘッド&トラック
シート後方に取り付け
ペスカドールシリーズ、サウンドシリーズに標準で設けられているモールド式のロッドホルダーに差し込み、ロッドをより安定して搭載できるようにした例です。
【使用アイテム】
ロッドXプロ
シート後方のレールにチューブタイプのロッドホルダーを取り付けした例です。ロッドだけでなく、ランディングネットやフラッグを搭載することも可能です。
【使用アイテム】
ロケットランチャーロッドホルダーマウントナシ、スコッティ ギアヘッドトラックアダプター
モニターのみ
シート前方のレールシステムにモニターのみを取り付けした例です。レールシステムが無い場合には、ベースマウント(要加工)を使用することで、モニターを取り付けることができます。
【使用アイテム】
フィッシュファインダーポスト、スコッティ ギアヘッドトラックアダプター
センサー(振動子)のみ
魚群探知機のセンサーをレールシステムに装着した例です。モニターを他の位置に設置する際に使用します。 上陸時には素早くセンサーを引き上げることができます。
【使用アイテム】
トランデューサーアーム/サイドデッキマウント、スコッティ ギアヘッドトラックアダプター
モニター&センサー
モニターとセンサーを同じ箇所に装着した例です。トランデューサートラックマウントには、モニターの他にも、ロッドホルダーなどのアクセサリーを取り付けることができます。
【使用アイテム】
フィッシュファインダーポスト、トランデューサーアーム/トラックマウント
モニター位置をより見やすく快適に
魚群探知機のモニターを装着する際に、エクステンドアダプターを使用した例です。取付位置を変えることなく、モニターの高さや角度、位置などを自在に調節することができます。
【使用アイテム】
フィッシュファインダーポスト、エクステンドアダプター、トランデューサーアーム/トラックマウント
無段階の角度調節可能なスリップディスク
角度が調整できるホルダー類にスリップディスクを取り付けた例です。歯車部分に噛ませて使用することで、無段階の角度調整が可能です。
【使用アイテム】
ギアヘッドマウント、スリップディスク、スコッティ ギアヘッドトラックアダプター
複数のロッドホルダーを取り付け
シート前方のスペースにロッドホルダー2基と魚群探知機のモニターを固定した例です。トリプルロッドホルダーを介すことで、1つのベースマウントで、3つのアイテムを固定することができます。
【使用アイテム】
ベイト/スピニングロッドホルダーマウントナシ、フィッシュファインダーポスト、トリプルロッドホルダー
マウントも取り付け可能な テーブル
シート前方のスペースに作業台兼マウントとして使用可能なベイトボードを取り付けした例です。ギアヘッドトラックアダプターを介すことで、ロッドホルダーやカメラマウントを取り付けできます。
【使用アイテム】
ベイトボード、エクステンドアダプター、サイド/デッキマウント
パドル
軽量なものが漕ぎやすく、疲労軽減に繋がります。足こぎ式カヤックでも、不測の事態に備えパドルを携行しましょう。
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ハット
シーズンを通して紫外線対策は必須です。帽子やサングラスなどの小物を装備しましょう。
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ライフジャケット
必ず着用しましょう。大型のポケットやプライヤーホルダーを備えたフィッシングモデルがおすすめです。
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クロージング
ウエアは気温や水温に応じて選択します。長袖は暑い時期でも紫外線対策として効果的です。
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グローブ
釣り針や魚の背びれなどのケガを防いでくれます。
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フットウェア
ケガの防止や、しっかりと踏み込むことができ力を入れやすいです。
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視認性を高めたり、自身の位置を知らせるアイテム
再乗艇をサポートしてくれるアイテム
風でカヤックやカヌーが流されにくくするためのアイテム
糸の絡まりから助けてくれるアイテム
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