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装備を整えて今年こそ雪山へ。雪山装備基本ガイド

2017/11/15

雪山に一歩足を踏み出せば、山登りの世界は一気に広がります。

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雪山用ウエアの基本の考え方

気温の低い冬の山でも、登っているうちに体温はすぐに上昇し、汗をかきます。いかに体温調節を行うか、鍵となるのが「レイヤリング」という考え方です。

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レイヤリング、すなわち衣服を重ね着し、脱ぎ着することで体温の調節などを図っていく、という方法論は夏山と変わりません。一般的に、肌に触れるベースレイヤーは吸水拡散性、中間着のミドルレイヤーは保温性、アウターレイヤーは風、雪(雨)から身を守る遮断性を求められます。
雪山の場合、ベースレイヤーには、吸水拡散性の高い化学繊維のものでもよいですが、速乾性は低いものの汗冷えがしにくいメリノウールを使ったアンダーシャツも人気があります。ミドルレイヤーはフリースやソフトシェルを用います。一枚といわず薄手のものを複数枚用いることもあります。ダウンウエアはこのミドルレイヤーに分類されますが、行動中は暑すぎるので、休憩時や宿泊時に着るのが一般的です。アウターレイヤーは、無雪期であればレインウエアですが、雪山ではアルパインクロージングを用います。レインウエアとの違いは、生地が丈夫なこと、雪山は無雪期より運動量が多くなるので、蒸れにくいようベンチレーションがついていること、などがあります。

雪面で滑りにくいアルパインウエアの特長

モンベルのアルパインウエアには、雪面での滑り止め効果を発揮するアンチグリース・ナイロンが使われています。表面に微細な「しわ」を持たせたナイロンで、毛羽立ちがないため雪が付着しづらく、「しわ」により雪との摩擦が生まれ滑り止め効果を生みます。

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繊維一本一本にねじりが加わっているため、雪面で滑り止め効果を発揮します。

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繊維にねじりが加わっていないため、雪面での滑り留め効果はありません。

モンベルのアルパインウエア

強烈な風雪や氷点下を下回る気温にさらされる冬季登山。過酷で厳しく変化する環境に対応するための、優れた素材と高い機能を組み合わせたウエアが求められます。細部にわたり、進化を続ける機能に迫ります。
過酷な冬山での行動を支えるアルパインウエア

アウターレイヤー:雪や強風といった厳しい外部環境から体を守る

荷物を担いで急な登山道を登るため、すぐに体温が上がり、脱ぎ着を繰り返すことになります。特に上半身は温度調節がしやすいよう、保温材の入っていない1枚地のウエアがおすすめです。

ミドルレイヤー:保温性を確保しながらウエア内をドライに保つ

昔はウール製のカッターシャツやパンツがミドルレイヤーの主流でしたが、現在は軽量で暖かいフリースや化繊綿ジャケットが主に使われています。運動量や山域に合わせて、厚手と薄手を使い分けましょう。

ベースレイヤー:汗をすばやく吸い上げてウエアをドライに保つ

ベースレイヤ―は身体にフィットするアンダーウエアがおすすめ。保温力の高いウール素材と、速乾性に優れるポリエステル素材の2種類から選ぶことができます。選ぶ際は、運動量を基準にしましょう。アンダーウエアのみでは肌寒いときは、長袖のシャツを重ねるのがおすすめです。

保温着:山小屋やテント内の冷えに備える必携ウエア

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ダウンウエアは、行動中に着ると暑すぎて余分な汗をかいてしまいます。よほどの場合をのぞいては、休憩時に着るようにしましょう。歩くのを止めるとすぐに冷える雪山では必須の装備です。

末端を冷やさないための小物:帽子/グローブ/靴下

凍傷を予防するため、頭部や四肢などの末端部を保温することが重要です。

テント泊や山小屋で活躍する装備

雪山用ギアの基本と選び方

山肌が硬く凍りつき、深い雪に覆われる雪山では、夏山とは違った装備が必要になります。どんな装備が必要なのか、自分が持っていない装備はどれなのかを確認しましょう。

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基本的な雪山用ギア

フットウェア

中綿入りや皮革製で保温性が高く、防水透湿性のあるブーツが必須。ワンタッチ/セミワンタッチアイゼンに対応するために、前後のコバの有無も重要なポイントです。保温性・クッション性に優れたソックスやブーツ内への雪の侵入を防ぐスパッツも必携アイテムです。

アイゼン

固く凍った斜面を歩くには、前爪のある10本爪以上のものが適しています。使用するブーツとの相性が大切なので、必ず事前にフィッティングを行いましょう。

スノーシュー

雪の上でも足を沈ませず安定した歩行を可能にするスノーシュー。本格的な雪山登山へは登坂性能の高いモデルがおすすめです。カジタックスアイゼンを着用したまま容易に着脱ができる画期的なスノーシュー「アルパインスノーポン」シリーズもご用意しています。

ピッケル/ストック/ヘルメット

ピッケルは歩行時のバランス保持や滑落停止などに使用する雪山登山の基本装備ですが、雪が少ない場合はストックの方が扱いやすいこともあります。バスケットは雪山用の大型のものを使用しましょう。

ピッケルホルダーの使い方動画

アイウエア

紫外線や風雪から目を守るアイウェアは必須アイテムです。

バックパック

スノーシューが取り付けやすいなど、用途に応じて必要な機能を備えたものを選びましょう。背面パネルやショルダーハーネスに雪が付着しにくい素材を使ったものがおすすめです。

雪崩に備える道具

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ゾンデ(プローブ)はなだれ埋没者を捜索する際に、スノーショベルは埋没者を掘り出す際に使用します。スノーショベルはテント設営時の雪面の整地などでも活躍します。

携行用具/緊急用具

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道迷いなど万が一に備えて携行しておきたいアイテム。ツェルトはビバーク時だけでなく、休憩時の風よけとしても使えます。普通の水筒やハイドレーションでは飲み物が凍ってしまう雪山では、保温性のあるボトルも必携です。

日帰り装備チェックリスト(積雪期)

こちらは、積雪期の日帰り登山を想定した装備チェックリストです。対象とする山域、時期、天候により適した装備が異なる場合があります。ご不明な点は、お近くのモンベルストアでお気軽にご相談ください。

PDFファイルはこちら(323KB)

モンベルのアウトドア保険:雪山でのもしもに備える

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万が一の事故のときに発生する費用を補償してくれる山岳保険への加入は、雪山登山の“必須装備”といっても過言ではありません。モンベルではピッケル・アイゼンを使用した本格的な山岳登はん向けに、短期補償型と長期補償型の2種類の保険をご用意しています。

保険について

はじめてでも安心! 雪山登山の技術を学ぼう

STEP1 机上講習で道具の使い方を学ぶ

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モンベル店内セミナー


日帰り程度の雪山登山を安全に楽しむのに適した服装や装備をわかりやすくご案内します。
【セミナー内容(一例)】
雪山で必要な服装/主な雪山道具の説明/雪山でのリスクマネジメント/イベントやおすすめフィールド紹介/保険のご案内

モンベル店内セミナー詳細

STEP2 実際の山のなかで技術を体得

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M.O.C.(モンベル・アウトドア・チャレンジ)雪山登山技術実践講習会


標高2,000m以上の本格的な雪山を目指す方へ向けた講習会です。雪山登山をより安全に楽しむために、最も重要なピッケルワークとアイゼンワークなどの技術を習得します。
【講習内容(一例)】
アイゼンを履いての滑落停止/アイゼンワーク/ラッセル/キックステップ/耐風姿勢/初期制動 など

雪山登山技術実践講習会の詳細

はじめての雪山は安心のガイドツアーで

M.O.C.(モンベル・アウトドア・チャレンジ)はモンベルの野外活動部門。雪山登山を安全に楽しむためのおすすめイベントが盛りだくさん! モンベルスタッフ同行ツアーのほか、プロガイドによる雪山講習会などもご用意しています。この冬、私たちと一緒に白銀の世界へ出かけましょう。

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雪山トレッキングイベントのほか、スノーシューツアーやこれから山スキーをはじめてみたい方向けのコースなども多数ご用意しています。

雪山トレッキングイベント一覧
スノーシューイベント一覧
スキーイベント一覧

山岳雑誌『岳人』がおすすめする 「絶景の冬山歩き」

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山岳雑誌『岳人』2017年2月号「特集 絶景の冬山を楽しむ-上高地ほか-」では、日本各地の絶景が楽しめる山を美しい写真とともに紹介。雪上キャンプの技術やアイゼン・ピッケルの使い方などをイラスト付きで掲載しています。

『岳人』2017年2月号の詳細
山岳雑誌『岳人』公式サイト

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