「伊予小紋いちよう」は、江戸時代 武士の裃の模様付けで発展した伝統技法で、小紋師（型染職人）が着物用反物を染める染色工房です。縁起の良い意味や物語が込められた紋様を伝統色で染めて、さりげなくお使いいただける小物入れにお仕立てしました。大切なものを入れて、美しい風合いをお愉しみください。

紋　様：霊峰石鎚（れいほういしづち）
意　味：伊勢型紙 突彫。工房所在地の愛媛県西条市は、西日本最高峰 石鎚山の麓に位置しています。石鎚山は、日本百名山・日本七霊山の一つにも数えられ、古くから山岳信仰のお山として人々の心のよりどころとなっています。縁のある7つのモチーフ（天狗岳・鎖・小槌・法螺貝・笹・うちぬきの水紋・八手）を表現したオリジナル紋様です。
お　色：高麗納戸色（こうらいなんどいろ）
用　途：小さな貴重品入れ（ジュエリー・印鑑・小銭・薬など）
包　装：贈り物としてもご利用いただけるよう、化粧箱におさめて銀杏包装紙・伊予水引でラッピングし、オリジナル紙袋を添えてお届けしています。

原材料名・内容量など

【素材】表生地：正絹（絹100％）
【重量】35g
【サイズ】高さ:5.5cm（げんこを含まず）×幅:10.5cm

商品に関する問い合わせは生産者までお願いいたします。

賞味期限・保存方法・配送方法

保管方法：高温や湿気を避け、直射日光の当たらないところで保管してください。
配送方法：常温

ギフト対応について

ギフト包装・ギフトボックス込みの商品です。
※着日指定をご希望の場合は、お買い物途中の「連絡欄」にご希望の商品到着日をご記入ください。

職人が丁寧に時間をかけて仕上げます

すべて職人の手作業で行うため、着物一着分（一反 約13m）が完成するまで、2週間～1ヶ月ほどかかります。

【反物製作工程】
○道具：伊勢型紙に柿渋を塗り乾かすことを繰り返し、型紙の状態を整える。米糠・米粉・もち粉を混ぜて蒸し、目糊・地糊をつくる。
○地貼り：7mある長板の表面を滑らかに整え、敷糊をし、生地を貼る。
○型付け：型紙にヘラで厚さが均一になるよう目糊を置き、送り星を合わせて後ろにつないでいく。一反につき90回程度繰り返す。
○地染め（しごき）：染料を調合し地糊を混ぜ、色をつくる。目糊が乾いたら、地糊をヘラで全体に染める。
○蒸し：地糊が乾かないうちに生地を蒸し棒にかけ、色を定着させるために蒸し箱で蒸す。
○水洗：糊と余分な染料を水でよく洗い、乾燥させる。
○地直し：筆や小刷毛を用いて、色が均などになるように丹念に修正し深みを出す。
○仕上げ：再び蒸して色を定着させ、より美しく繊細な仕上がりになるまで2～3回繰り返す。

故郷への想いを込めて生み出された「伊予小紋」

故郷 愛媛県西条市への想いを込め命名した「伊予小紋」という名は、親方から受け継いだ江戸小紋に加え、伊予縞の新しい表現や、地域の美しい風景・文化の表現を目標にした新たな名称です。
「いちよう」 は「銀杏・一様・一葉」を意味します。銀杏は世界最古の樹木の一つで丈夫かつ長寿の木。一様に揃った美しい紋様で、一葉一葉丁寧に染めていき、末永く次の世代も、その先も愛され続ける確かなものづくりを目指しています。

【出店者紹介】伊予小紋いちよう

伝統的な染色技法「江戸小紋」の小紋師・藍田正雄から受け継いだ技で、一つ一つすべて手作業で作品づくりをしています。染色に使用する素材や道具にもこだわりを持ち、米糠・米粉・もち粉から手作りする糊、国産の正絹生地、和紙が原材料となる手彫りの染型「伊勢型紙」を用いています。現代に活きる職人として、伝統的な技術の継承とともに、工房所在地である四国瀬戸内、愛媛県西条市の自然・歴史・文化に因んだオリジナル紋様づくりなど、新たな表現活動にも取り組んでいます。伝統工芸の世界をより身近に感じていただけると幸いです。

【伊予小紋いちよう】
〒793-0027　愛媛県西条市朔日市40番地5
tel.0897-47-6539
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【フレンドマウンテン 石鎚山の出店者です】
モンベルの提携エリア（フレンドマウンテン 石鎚山）で生産しています。町・島・村など地域ぐるみでモンベルクラブ会員さまのアウトドアライフをサポートする、モンベルおすすめのフィールドが「フレンドエリア」です。

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