冬の高機能アンダーウェア

2015/12/2

冬のアウトドア・アクティビティにおすすめの2種類のアンダーウェア、「スーパーメリノウール」と「ジオライン」

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肌に直接触れるアンダーウェアは体温調節に直結するため、ウェアの中でも特に重要な役割を果たします。体感温度は運動強度や気象条件により大きく異なるので、アクティビティの内容や訪れる山域の環境も考慮して、アンダーウェア選びを行う必要があります。
普段使いで快適なアンダーウェアだからといって、山で使っても快適かといえば決してそうではありません。なぜなら街と山では気温はまったく異なり、運動に伴う発汗量もぜんぜん違うからです。
冬のアンダーウェアの機能で要となるのは、「保温力が持続すること」「汗冷えしないこと」の2点。天然繊維「スーパーメリノウール」と化学繊維「ジオライン」は、それぞれの特性を生かし、冬のアンダーウェアに必要とされる機能を実現しています。

スーパーメリノウール

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ウールの保温力の秘密は、繊維表面にあるスケールというウロコ状組織にあります。このスケールが自らが発生させた熱を包み込むため、暖かさを持続させることができるのです。熱伝導性が低いウールは、急激な汗の蒸発を防ぎ汗冷えしにくいという特徴もあります。加えて、水分を分子で捕えるウールは「低温下でも凍らない」ことが証明されています。

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薄手~厚手までの生地バリエーションとおすすめのアクティビティ


薄手(ライトウエイト)


ハイキングや旅行といった運動量の少ないアウトドアレジャーに。レイヤリングの基本アイテムとして一年を通して幅広く活躍します。

中厚手(ミドルウエイト)


秋~冬の低山登山やバードウォッチングといった発汗量の少ないアクティビティに。程良い暖かさと優れたストレッチ性を備え、日常からスノースポーツまで活躍します。

厚手(エクスペディション)


独自のテクノロジーを採用し、極寒地にも対応する最高の保温性と速乾性を併せ持つハイブリッド・アンダーウェア。極地遠征や冬季登山のほか、動きの少ない冬季の写真撮影や釣り、バイクツーリングなどに!
スーパーメリノウール エクスペディションのテクノロジーについてもっと詳しく>>


ジオライン

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行動中は汗をかくほど暑くても、休憩すると急に寒さを感じることがあります。これは、汗が蒸発するときに生じる気化熱によって体温が奪われるためです。発汗量の多い運動時のアンダーウェアには、この汗冷えを防ぐ速乾性が不可欠。「ジオライン」は、繊維表面に親水加工を施しているため、体から出た汗を素早く吸い上げます。吸い上げられた汗は、繊維間の毛細管現象により即座に拡散されるため、すぐに乾き肌をドライにキープします。

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薄手~厚手までの生地バリエーションとおすすめのアクティビティ


薄手(ライトウエイト)


速乾性に優れているため、登山だけでなく寒い季節の激しく汗をかく運動や夏場のウォータースポーツなど、オールシーズン活躍する汎用性の高いモデル。

中厚手(ミドルウエイト)


登山、スノーハイキング、バックカントリー・スキーなど行動と休憩を繰り返すアクティビティに最適。

厚手(エクスペディション)


厳寒地での着用を前提に保温性を重視。寒冷地でのスノースポーツ、冬期の登山遠征、極地遠征、バイクツーリングなどに。




末端部を保温するために

手足や頭部などの末端部や首、鼻先は冷えやすく凍傷のリスクもあります。おろそかにしがちな細部までしっかりと保温することが、冬のアウトドア・アクティビティを安全・快適にする上で重要になります。

インナーグローブ、インナーソックス



インナーグローブの商品一覧>>


ネックゲーター、バラクラバ



ネックゲーター/バラクラバの商品一覧>>


シーン別おすすめレイヤリング例

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アクティビティごとのおすすめレイヤリング例を紹介しています。

ウェアの性能を生かすレイヤリングシステム>>

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過酷な自然環境下で活動するアウトドア・アクティビティのエキスパートたち。最大限のパフォーマンスを発揮するために、彼らがアンダーウェアに求めるものとは…? 厳しい環境下で活躍するエキスパートの声を集めました。

山岳ガイド&フォトグラファー 廣田勇介

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肌に直接触れるアンダーウェアは、体質や運動の種類によって好みが分かれるのが特徴です。天然素材と化学繊維、それぞれに特徴はありますが、基本的には肌にあったものを選ぶことが何よりも大切。ただ、店頭で試着したとしても、運動後に受ける印象は異なるので、まずは一般論としてそれぞれの特徴を把握する必要があります。
私が選ぶ基準は、着替えをせずに夜も眠るのであれば天然素材、日帰りならば化学繊維となります。現在はどちらの素材も改良が進み、どのような運動をしても、ウールのチクチク感や化学繊維の静電気などの不快感がなくなっていきています。ただ、理由はわかりませんが、天然素材のほうが安眠できるような気がしています。日帰り山行が頻繁にある時は、洗濯後の乾きの早さなどから化学繊維を選んでいます。
三種類の厚みの中で、夏はライトウェイト(薄手)、沢登りやそれ以外の季節ではミドルウェイト(中厚手)を使用しています。個人的にエクスペディション(厚手)は日本国内では肌着として着用する機会はあまりありませんが、ミドルレイヤーのような使い方もできますし、ゲレンデスキーなどリフトを乗車している時なども冷えにくいので重宝します。

冒険家 関口裕樹

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一見地味な印象のあるアンダーウェアですが、肌に直接触れることを考えるとその機能によって体のコンディションは大きく変わってくると思います。
私が舞台にしているのがマイナス50℃にもなる厳冬期の北極圏、そこで重要なのが汗の処理でした。全ての水分が凍りつく北極では、汗で濡れたままのアンダーウェアを着ることは即「低体温症」に繋がります。そこで汗を素早く乾かすことを重視して、速乾性に優れたジオラインEXP.を使用しています。
そして極寒の北極ならではのレイヤリングですが、更に暖かさも求めて、その上に保温性の高いスーパーメリノウールEXP.を着用。アンダーウェアのレイヤリングです。その感想としては「抜群に暖かい」の一言に尽きます。
行動中マイナス20℃程度であれば、この上にアウタージャケットを着れば十分。さらに気温が下がればミドルレイヤーとしてフリースを着込み体温調節を図り、寒くなくかつ汗をかき過ぎないように工夫しています。
ジオラインの速乾性とスーパーメリノウールの保温性は、僕の冒険には欠かせない存在です。

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