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2022/6/3
いにしえから人々を魅了する、日本一の頂へ
標高3,776mの日本最高峰。秀麗なその姿は、日本人にとって特別な存在です。景観はもちろん、独特の植生や古くからの文化など、その魅力は多岐に渡り、2013年には世界文化遺産に登録されました。天候に恵まれると、富士裾野の雄大な眺望やご来光、雲海など、日常とはかけ離れた壮大な自然美を体験することができます。
富士登山におすすめの服装
気温の変化に注意
富士山は標高差が大きく、また行動時間も長くなるので状況により気温や体感温度が大きく変化します。晴れた日中はコース上に遮るものがなく、直射日光にさらされるため温度が上がりやすく熱中症に注意が必要です。一方、夜間や天候が悪化した場合は気温が急激に下がるため、低体温症のリスクがあります。山頂付近は8月でも平均気温が6度と、平地の真冬並みであり、ご来光を待つ場合などは日の出前の最も寒い時間帯になるので、徹底した防寒対策が必須です。行動中にも着脱ができるように、装備を工夫しましょう。
登山ウエア選びの基本
レイヤリングで快適に
ウエアの構成を「アウターレイヤー」「ミドルレイヤー」「ベースレイヤー」の3層に分けて、天候や運動量に応じて脱ぎ着することで温度調節を行い、トータルでウエアの性能を発揮させることをレイヤリングといいます。標高差が大きく温度変化が激しい富士山の登山では、適切なレイヤリングでウエア内を快適に保ちましょう。
アウターレイヤー
主に防水・防風を目的としたウエアで、雨・風などから体を守ります。防水性や透湿性に優れた素材のアイテムを選びましょう。
ミドルレイヤー
主に保温性の調節を行うためのウエアです。気象条件や運動量によってこまめに着脱するようにしましょう。
ベースレイヤー
素肌に着用するウェアで、汗を素早く吸水拡散することで汗冷えを防ぎ、肌を快適な状態に保つ役割があります。速乾性に優れた素材がおすすめです。
基本装備
アウターレイヤー(レインウエア)
雨の中でも安全・快適に行動するため、雨は防ぎながら蒸れを放出する防水透湿性のあるレインウエアがおすすめです。また、必ず上下セットで持つようにしましょう。
ミドルレイヤー(中間着/行動着)
速乾性に優れた素材のウエアを着用することで、体温低下による運動機能の低下を防ぎます。
ベースレイヤー(アンダーウエア/Tシャツ)
吸水速乾性に優れた素材のアンダーウエアやTシャツは、汗冷えを防ぎ、長時間の歩行も快適です。
パンツ/スカート/タイツ
ストレッチ素材は、脚の屈伸運動を妨げないので、長時間の行程でもストレスなく歩行できます。
バックパック
軽量で、体にぴったりとフィットするものを選びましょう。容量は25Lから30L程度が目安となります。パックカバーも必要です。
フットウエア
ソールや足首まわりがしっかりしたモデルを選ぶことで、不安定な足場で怪我のリスクを軽減します。また、防水透湿性を持つ商品を選びましょう。ソックスは、クッション性と適度な保温性を備えた厚手のものが適しています。
その他の基本装備
快適性・安全性を高めるアイテム
「もしも」に備えるヘルメット
富士山には露出した大きな岩石が多く、遮るものが何もないことから落石事故がたびたび発生しています。長時間の登山による疲労などで転倒する可能性もあります。ヘルメットを着用することで、落石や転倒などのリスクを軽減することができます。また、富士山は活火山のため、突然噴火が起こる可能性もゼロではなく、万が一の場合の備えにもなります。
新型コロナウイルス感染対策
マスク
感染症対策として鼻と口をしっかりと覆えるマスクを必ず用意しておきましょう。登山道でのすれ違いや同行者以外の人と距離が確保できないとき、屋内の公共施設ではマスクが必要です。また、登山道が火山灰土で覆われている富士山では、砂埃が強風に巻き上げられることが頻繁にありマスクの着用が有効です。
シーツ
山小屋では感染を防ぐためにさまざまな予防策がとられていますが、ほとんどの山小屋は登山者が安心して過ごせるように、個人用シーツなどの携行を推奨しています。軽量で持ち運びしやすいインナーシーツは、かさばらずおすすめです。
夜間行動・ご来光待ちの必須装備
山頂付近でご来光を観る場合、日の出前に山小屋を出発し、暗いうちから行動することになります。最も寒い時間帯にじっと動かずに待つ必要がありますので、万全の防寒対策が必須です。また、夜間の行動になるので、進む先を明るく照らすヘッドランプも必ず用意しましょう。
子ども用のアイテム
子どもは汗をかきやすい上に、体が小さいことで環境の変化に弱く、体の熱を逃しやすくなっています。大人だけでなく、子どもたちの安全も考え、最適な装備で富士山に挑戦しましょう。
子ども用ウエア
子ども用ギア
ツアー情報・アウトドア保険
ガイドが案内する富士山登頂ツアー
富士山に登頂するために、山を知り尽くしたガイドのツアーを利用することもおすすめです。M.O.C.では初めての富士登山でも歩き方や休憩の取り方などを丁寧にレクチャーしますので、無理なく安心して登頂を目指すことができます。
<大阪・京都発着>バスで行くゆっくり登る富士登山「富士宮ルート」3days
<大阪・京都発着>バスで行くゆっくり登る富士登山「吉田口ルート」3days
富士登山を目標とするトレーニングイベントを含むイベント一覧
M.O.C.「富士山へ登ろう!」シリーズ
安心と一緒に出かけよう、モンベルのアウトドア保険
保険も登山“装備”のひとつです。安心して登山を楽しむために、行動中の予期せぬ“もしも”に備えて傷害保険に加入しましょう。モンベルのアウトドア保険は、事故によるケガの補償をはじめ、捜索救助費用や他人をケガさせてしまった場合の賠償事故など、さまざまなトラブルに対応します。
出発当日のお申し込みでもOK! 予定に合わせて加入できる
短期補償タイプ(国内旅行傷害保険)について
日常生活からアウトドアまで年間を通じてサポート
長期補償タイプ(傷害総合保険)について
富士登山にあたっての留意点
一般的な登山シーズンは、7月1日の山開きから9月上旬までです。前述のシーズン以外は、積雪などの厳しい気候条件に加え、山小屋やトイレ、救護所が利用できないなど条件が非常に悪くなるため、初心者にはおすすめできません。 登山ルートによって開通・閉鎖時期が異なります。時期によりマイカー規制にも注意が必要です。登山道やアクセスに関する最新情報は下記のウェブサイトをご確認の上、お出かけください。
富士登山オフィシャルサイト
また、新型コロナウイルス感染症への対策として「Withコロナ時代の新しい富士登山マナー」をご確認ください。
高山病に注意
高山病は標高が高い場所に上がった際、酸素の薄さに体が慣れていないことによって頭痛やめまい、吐き気などの症状が引き起こされます。登山口の標高が高く、山頂までの高度差が大きい富士山では、特に発生のリスクが高いので万全の対策が必要です。予防方法は、ゆっくり登り体を高所に順応させていくこと。登頂前に山小屋で1泊するなど、余裕を持ったスケジュールを作り、弾丸登山は控えてください。五合目の登山口でも、いきなり登り始めずに2時間程度過ごすことで、体が高所に慣れてきます。登山中に発症してしまった際は、標高を下げることで回復することが多いので、無理せず下山しましょう。
富士登山に役立つ周辺情報
富士山周辺のモンベルストア
モンベル富士吉田店(ハーベステラス富士吉田店併設)
富士山麓の道の駅「富士吉田」に併設するモンベルストアで、富士山への行き帰りでも立ち寄りやすい立地です。店内には、登山はもちろんのこと、自転車やカヤックなどアウトドア・アクティビティに必要なウェア&ギアを豊富に取り揃えています。富士吉田店限定Tシャツ・タンブラーも販売中です。
また、作りたてのクラフトビールと地元食材を活かした料理を楽しめるビアレストラン&カフェ「ハーベステラス富士吉田店」も併設。
登山装備の買い足しや、下山後の観光・お食事など、ぜひお立ち寄りください。
店舗情報はこちら
モンベル新静岡店
静岡市中心部最大の商業施設「新静岡セノバ」4階に位置するモンベルストアです。静岡県のアウトドア情報発信基地として、約185坪の広い店内には各種アウトドア用品を豊富に取りそろえています。
店舗情報はこちら
富士山周辺のフレンドエリア・フレンドショップ
モンベルクラブ会員さまがさまざまな特典を受けられる「フレンドエリア」。富士山周辺でも2カ所が登録されており、エリア内にあるフレンドショップで、モンベルクラブ会員優待サービスが受けられます。観光施設や宿泊施設、登山用品レンタルサービスなど富士山への旅に役立つお店がたくさん登録されていますので、ぜひお立ち寄りください。
フレンドタウン 富士吉田市
世界遺産 富士山の麓 歴史と文化のまち「富士吉田」
世界遺産・富士山の構成資産である北口本宮冨士浅間神社を起点に、吉田口登山道の歴史や文化、自然に触れながらの富士登山が楽しめます。周辺の山々からは、雄大な富士の眺望と自然を堪能できます。
名物と見どころ
北口本宮冨士浅間神社
富士の噴火を鎮めるために建立されたといわれる由緒ある神社。富士登山、吉田口登山道のスタート地点。
吉田のうどん
硬くてコシが非常に強い麺と、辛味が特徴。農林水産省選定「農山漁村の郷土料理百選」のひとつ。市内には50軒以上のうどん店がある。
富士山レーダードーム館
台風観測に欠かせない存在であった富士山レーダーを富士山頂より移設し、体験学習などを行っている。
フレンドタウン 身延町(みのぶちょう)
癒しのまち身延。富士川流域の豊富な水資源と歴史・文化をまるごと体感
山梨県の南部に位置する身延町は、日本三大急流の一つである富士川が中央を流れ、東西には急峻な山岳地帯が連なっています。町の北部には「西嶋和紙の里」や「みのぶ自然の里」、南部には日蓮宗の総本山である身延山久遠寺、東部には下部温泉郷や本栖湖など見どころが多く、自然・文化・歴史を一度に楽しめるエリアです。
名物と見どころ
みのぶ自然の里
2018年にリニューアルオープンした体験型宿泊施設。アウトドアクッキングや農業体験をはじめとした体験メニューなどが楽しめる。
西嶋和紙
武田信玄公にも重用されて以来400年余り、改良を加え作り続けられている特産和紙。墨色の発色やにじみ具合が良く、全国の書家から愛用されるほか、インテリアにも利用されている。
下部(しもべ)温泉
湯治場として1200年以上の歴史をもち、古くから傷や病を癒してきた約30℃の低温源泉と、美人の湯とも呼ばれる高温源泉の2つの源泉がある。戦国時代には武田信玄公が合戦で受けた傷を癒したとされている。
フレンドショップの宿泊施設(山小屋)
富士登山の途中にも山小屋などのフレンドショップがあります。モンベルクラブ会員さまは、利用するとプレゼントや割引の優待が受けられます。
富士山富士宮口新七合目御来光山荘
富士宮浅間大社を基点に始まる富士山表富士宮口登山道にある山室です。
富士山頂上富士館
富士山の頂上にある山小屋です。日本一標高の高い場所にある宿泊施設としても知られています。
富士山をご自宅で?!
今年は富士登山に行けないという方は、富士山に思いをはせつつ、こだわりの品を味わってみるのはいかがでしょうか?
全国のフレンドエリア・フレンドショップから、えりすぐりの産品を集めた「モンベル・フレンドマーケット」。ラインアップの中から富士山にちなんだ2品をご紹介します。
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