2019/4/17
用途・スタイルに合わせて適切なパドルを選びましょう。
海や川を旅するツーリング・カヤック、ビーチや湖で遊べるレクリエーショナル・カヤック、激流を楽しむホワイトウォーター・カヤック。最近人気が急上昇のフィッシング・カヤック。カヌーやカヤックの楽しみ方は、人それぞれ。パドル選びは、カヤックを使用してのアクティビティやフィールドにより大きく異なります。アクティビティや用途に合ったベストな1本を選びましょう。
このカテゴリでは、ゆったりとしたペースで長時間漕ぎ続けれるように、パドルは比較的長めで、抵抗の少ない細長いブレードが一般的。さまざまな用途で幅広く使えるパドルです。
ブレードとは、パドル両先端にある水を捉える部分。ブレードは、カーボンやファイバーグラスといった軽く、強い素材が使われることが多く、素材の特徴によりパドリングに違いが出ます。
航空機などにも使用される、非常に軽量かつ高い強度が特徴。その固さゆえ、パドリング時ブレードがしなりにくく、捕らえた水を逃しません。パドリング力も必要とされるので、上級者向けのパドルといえます。
ブレードの面積により、パドリング時に水を捕らえる水量が決まります。面積の大きいブレードほど、より多くの水をキャッチできるため、推進力があります。反対に、面積の小さなブレードは、パドリングが楽に行えるため、長時間のツーリングに向いています。
ブレード内部に浮力体を搭載したモデル。浮力体による水中でのパドルの浮き上がりにより、パドリングがよりスムーズに行えます。通常のパドルよりも、ブレードが肉厚です。
シャフト(ブレードとブレードをつなぐ棒)の形状によっても、パドリングに影響。真っすぐな「ストレート」タイプと、シャフトが曲がった「ベント」タイプがあり、パドルのコントロール性能や手首への負荷など大きな違いがあります。
オーソドックスな形状。ベントタイプに抵抗がある初級者や、コストパフォーマンスを重視するパドラーにおすすめです。
パドリング中の手首とシャフトの角度を理想的に保つことで究極のブレードコントロールを実現。手首の負担をやわらげ、疲労が少なく、かつ瞬発的なコントロールにも意のままに反応します。
ツーリングやレクリエーショナル用パドルでは、パドラー(漕ぎ手)の身長とカヤック幅で選ぶパドルのサイズが決まります。
カヤック幅 | |||
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身長 | 58cm以下 | 58~71cm | 71cm以上 |
152cm未満 | 210cm | 220cm | 230cm |
152cm~168cm | 210cm | 220cm | 230cm |
168cm~183cm | 220cm | 220cm | 230cm |
183cm以上 | 220cm | 230cm | 240cm |
短時間での瞬発力が求められるため、漕ぐ回数を上げやすいように、全長は短めで、水をとらえやすい幅広で短めのブレードを装備しているのが特徴です。
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