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【フレンドマーケット】完熟いちご菓子研究所

2018/12/3

自家栽培の完熟イチゴを使った、本当においしいイチゴのお菓子をお届けします

納得できるイチゴ菓子作りのために、一念発起

「完熟いちご菓子研究所」は、氷ノ山にほど近い兵庫県北部の養父市八鹿町に位置しています。緑に囲まれた自然豊かな環境の中で、自家栽培のイチゴを使ったお菓子作りに取り組まれています。
完熟いちご研究所の親ブランドである菓心谷常(かしんたにつね)は、創業150年のお菓子の老舗です。イチゴは洋菓子に欠かせない材料。ところが仕入れられるイチゴは長時間の流通に対応するために早期に収穫され、果肉が硬く糖度も十分でないものでした。長く製菓業界に携わる中で、そんなイチゴを使わなければならないことに強く違和感を抱くようになったそうです。

「本当に美味しいイチゴのお菓子を作るために、甘酸っぱくてジューシーな果実本来の美味しさが味わえるイチゴを使いたい!」。そんな想いが募り考え悩んだ末、「それならば、自分たちで始めよう」と一念発起し、2015年にイチゴ作りを始められました。
「イチゴ作りの“巨匠”と言われる農業技術管理指導士の宮崎先生に師事し、初めは土づくりや温度管理など、様々な問題が山積みでしたが、一つ一つ解決し、1年間かけてようやく完熟イチゴを収穫できるようになりました」と 皆さんは当時を振り返ります。
「朝採りの完熟イチゴが工房に入ってくると、フレッシュな甘い香りでいっぱいになります。仕入れたものとは違い、果物の力を感じる香りは、お菓子にも力を与えます。」
今ではイチゴの栽培からお菓子の製造販売まですべて自分たちで一貫して行い、おいしいイチゴ菓子を作りたいという思いを胸に、日々取り組まれています。

愛する地域のために

「完熟いちご菓子研究所」の栽培するイチゴは、糖度がピークに達するまで畑でじっくり完熟させるため、ジューシーな食感と果実本来の強い甘みがあります。おいしいイチゴ作りを支えているのは、栽培スタッフの皆さまのこだわりの栽培方法。土作りや温度管理、葉一枚一枚への肥料散布など、人の目、人の手で、丁寧に管理されています。
また、おいしいイチゴを栽培するため、そして地域に貢献するため、他にはない取り組みもされています。まず1つは、ミツバチによる自然受粉。より自然に近い状態で、果実を傷付けることなく受粉ができるだけでなく、地元の養蜂企業と連携することで、「自然」を産業に変え、中山間地の新たなビジネスモデルとして世界に発信することを目指されています。

2つめは、通年菓子製造やビニールハウスの温度管理に使うボイラーとして、地元間伐材などの豊富な地域資源を活用した「木質バイオマスペレットボイラー」を使うこと。石油を使用する一般のボイラーに比べCO2排出が大幅に削減され、木質バイオマスペレットを地域の企業から買うことで、地域経済の循環にも寄与されています。
「この地域の人々に支え続けていただいていることに感謝し、製菓業を営む私たちに、今何か恩返しできることはないだろうか?と考えています」。完熟いちご菓子研究所の皆さんの思いが、イチゴづくりだけでなく、地域にもつながっています。

【完熟いちご菓子研究所】
〒667-0021 兵庫県養父市八鹿町八鹿1500番地
tel.079-662-2261
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