福島県南相馬(みなみそうま)市は太平洋沿いに面し、穏やかな気候の街です。夏、沿岸はサーフィンや海水浴の名所として多くの方々が訪れます。南部に位置する小高区は2017年7月12日、震災で出された避難指示がようやく解除され、人々の暮らしが戻ってきました。「小高鷹の爪プロジェクト」は、小高区に再び活気を取り戻そうという思いでスタートした地域活性プロジェクトです。

プロジェクトの目的は、帰還した住民が「生きがい」や「楽しみ」を生み出しながら、小高区の特産品を作ることでした。2018年4月、3名で鷹の爪の試験栽培を開始。翌2019年には従業員が60名以上となり、事業は拡大。帰還した住民、震災後南相馬に移住した方、そして小高区以外の応援、賛同者の方々と一緒に、鷹の爪栽培に取り組んでいます。

「小高鷹の爪プロジェクト」は、最高齢93歳の農家さんも参加しています。プロの農家さんに教えていただきながら、赤く完熟になるまで唐辛子を畑で育て、ひとつひとつ手摘みで収穫します。完熟になると、唐辛子は辛い中にも甘いうまみが出てきます。収穫後は天日干しを行い、その後何度も丁寧に火入れをして作り上げていきます。

「小高鷹の爪プロジェクト」で製造されている加工品は、小高区で栽培された唐辛子を100％使用。「辛いのにおいしい」を目指して商品開発を行っています。辛さの中にもうまみがあり、辛い物が苦手な方でもおいしくお召し上がりいただけます。ご飯のお供やラーメンのトッピング、ビールのあてにも最適なラインアップを取りそろえています。
ぜひ、ピリッと辛い、それでいて癖になる味を堪能してください。

【小高工房】
〒979-2124　福島県南相馬市小高区本町1-53
tel. 0244-26-4867
お問い合わせはこちら

モンベルの提携エリア（フレンドエリア福島）で生産しています。

町・島・村など地域ぐるみでモンベルクラブ会員さまのアウトドアライフをサポートする、モンベルおすすめのフィールドが「フレンドエリア」です。
フレンドエリアについて